人間には、生物としての性別と、「っぽさ」としての性別がある。と、誰かに聞いたことがある。そしてそれは、ポテトチップスの袋の開け方に、一番よく現れる。と、さっきテレビで言っていた。「パーティー開け」は、一見女子力の高そうな開け方であるが、その実、その形状を作るのには大変な力が必要で、つまり袋を開けるときに中のポテチが出てしまわないように、ちょうど良い力加減を、それこそパーティーの途中で発揮するというのは、どちらかというと、力の強い男性の所業である。と、先祖の霊が先ほどから耳元でささやき続けている。
写真は、ポテチの袋の開け方の中でも、最も女子力の高い、「女子開け」である。あまりの女子力の高さに女子が開けたのでは、と疑われる方もいらっしゃるだろうが、我がチーム・バレンタインには女子はおらず、客演の女性陣も、どちらかというと女子力のひk・・・、失礼。そんなわけで、写真は紛れも無く、男性陣が、そう、女子化しつつある男性陣が披露した、「女子開け」を捉えた貴重な写真。これを逃すとあと150年はやってこないとは決して言われないし、背景がとっ散らかっているが、気にしないでいただきたい。
ポテチの袋の縦の長辺の端を二つ、内側に折り込み、もう一辺を縦に裂くように切る。これを横に置けば、「女子開け」の完成だ。まるでテーブルに咲く一輪の花のように、控えめかつ神々しいその姿をとくと見ていただきたい。と、小学校の時、担任の先生に言われたことを今、懐かしく思い出す。
by so1
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